画になるまち沖縄市

画になるまち沖縄市

アメリカンでモダン、ファニーでチャンプルー、無国籍感の漂う沖縄市のまちなみは、カッコいい。
文化的魅力もさるものながら、被写体としてとらえられるこのまちの画は美しい。

最近はフォトリップ(写真旅行)というスタイルで、携帯でスマホでパシャパシャ撮る旅、一眼レンズと三脚と共に唯一無二を狙う旅、容易に管理・発信できるようになった今、どれだけ個性的な写真を撮れるかが旅の付加価値を高めている。
ゲート通りにはじまり、パークアベニュー、一番街や銀天街、プラザハウス、くすの木通りなどほんの少しのアートな感性を高めるだけで、面白い写真がとれるのである。
ちょっとしたスージでも無骨な花ブロックの建物や、斬新な色使いの看板など、目をひきものがとにかく多い。

豊沖縄市観光協会コザフィルムオフィスでは、こんな沖縄市のビジュアルを活かし、県外からの撮影隊の誘致・支援をしている。ロケ地になった場所が、新たな観光スポットになるケースも多い。
観光のみならず、エイサーやコザロックなど沖縄市の誇る地域資源が露出されることで、文化振興・地域振興にも波及的に貢献している。
是非、一度お越しくださいおすすめのロケーションをご紹介します。

沖映画やTVの中で切り抜かれたまちの画は、記録・保存されまたいつか誰かの目に映り、後世へと引き継がれていく。未来の人がみても、きっと沖縄市のまちなみはカッコいいはずだ。

沖縄市観光協会KOZAフィルムオフィス 照屋唯智郎

地域の景観に想いを馳せる

地域の景観に想いを馳せる

歩いてみると色々、気づいたり、知ったり、感じたりできるんですよ。
大きな木や、大きなお墓、季節の変化と花の色、いつの間にか無くなってしまった商店や、笑い声。
車中心の生活の中で見落としてしまうような小さなことが、歩く速度ではしっかりと目に入り、心に留まるんです。

山巓毛(さんてぃんもう)にのぼってみる景色からは、大小の糸満の歴史が見えてくるんです。琉球戦国時代の南山王だった他魯毎(タルミイ)の墓、戦前は軒を連ねていた赤瓦の屋根、糸満ロータリーを行き交う人や車。
すぐ隣には、戦争のとき対象物になるからって引き倒された碑があったり、たくさんの弾痕が沖縄戦の恐ろしさを伝えているんです。

私は、「風景は、ふるさとや土地への思い」だと思っています。
例えば、芸能をみせるとき、衣装を着るでしょ。踊りも大事だけと、衣装も同じく見る人を楽しませるという思いやり、そしてそれは表現の一部。
観光にも通じているんだけど、そこに暮らす人たち、そこを偶然通る人たちにとっても目に入る景色はきれいが良いにきまってるでしょ。だからその土地が好きなら、その土地の歴史に敬意を払わないといけないし、守っていかないといけない。

私は糸満生まれで糸満が好き。糸満への思いは、おもてなしの思いだし、未来の子供たちにもこの糸満の風景をつなげたいと思っているの。
だから、自分が知っていることなら、歴史でも方言でも何でも教えてあげる、これが私のモットー。

糸満まち歩きガイド 大谷高子

命を救ったシーサー

命を救ったシーサー

沖縄のシンボルって何ですかね、首里城?青い海?シーサーはどうでしょう。
赤瓦の屋根の上、門の柱から家を守っていますよ。
ここでクイズです。シーサーのオス・メスあるの知ってます?
門に向かって右、口を開いているのがオス、左側で口を閉じているのがメスだそうですよ。

今回は、シーサーにまつわる、いい話をしましょうか。

豊見城市田頭には“ムラ”を守る石の獅子があります。沖縄でムラという場合は集落・字のことをさすんですよ。
ムラ獅子は通常ムラの入口に置かれるか、ムラの高台に置かれます。
ムラに悪疫(悪い病気)が入ってこないように又、マジムンが入って来ないように守っているんですね。
一番古いのは八重瀬町富盛にある大獅子で、ムラを火事から防ぐためにおかれたそうです。戦火をくぐりぬけて今も残っていますよ。

沖縄戦の弾の跡も残っています。その沖縄戦の時の話です。
住民が隠れている壕にアメリカ軍の戦車がせまり、住民は「もうこれまでか」と思ったら、なぜかアメリカ軍の戦車が先に進まなくなり引き返していったそうです。
不思議に思った住民が調べてみると、何と石のムラ獅子にキャタピラが引っかかり、進まなくなったためだとわかりました。
まさに戦車というヤナムンを追い返したわけですね。住民の命を救ったシーサーです。
このシーサー今も大事に守られていますよ。「命を救ったシーサー」の話でした。

歴史文化コーディネーター 赤瓦ちょーびん

琉球の三大名花

琉球の三大名花

「今日やイーゥワーチチヤイビーンヤー(いい天気ですね)。
沖縄の青い空は見ていて気持ちがいいですね、暑いですけど。
この南国沖縄の雰囲気をよく出しているのが花や木々ですね。

そこで問題です、沖縄の三大名花をご存知ですか?
答えは「デイゴ」「サンダンカ」「オオゴチョウ」。
デイゴ、サンダンカはわかるけどオオゴチョウってどんな花?
そうですよね、あまり見たことないですよね。
三大名花なのにほとんどの人が知らないってちょっとおかしいですよね。
じつはこれ「琉球の三大名花」なんですって。つまり、昔はたくさんあったということです。

ちなみに5月上旬には三つとも見られます。
デイゴの見どころは県道7号線沿いと玉城少年自然の家、久茂地川沿いですね。
サンダンカは、けっこうあちこちで見られます。
さて、件のオオゴチョウですが・・・那覇市壷屋のやちむん通りを一本奥に入った所にある育陶園さんの近くにありますよ。
あと、モノレール市立病院前駅近くの松島小学校前の道沿いでも見られます。

花にもいろいろ歴史があるんです、ちょーびんからの提案。
外来の木を増やさずに昔からあるオオゴチョウを増やしましょう。
ちゃーやいびーがやー?

歴史文化コーディネーター 赤瓦ちょーびん

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