学ぶ/沖縄の風景づくりの取り組み

竹富町立竹富小学校(平成26年度)

伝えよう!テードゥンのいいところ ~竹富島ツアー~


学習のねらい
  • 身近な地域の自然・景観のよいところを形づくる要素にはいろいろなものがあることに気づく。
  • 住んでいる竹富島について関心を持ち、島を大切にする心を養う。
  • 見慣れている風景、建物、道などを再確認しながら、竹富島の良さを認識する。
学習活動
  • 竹富島のまちなみの特色を知るとともに、まちなみ保存のための努力を知り、島の人々の工夫や苦労に気づく。
  • 風景の魅力をまとめ、まちなみパンフレットやガイドツアーを通して人々に伝える。( ※印:講師派遣、NPO 支援 )
     ① H26.10.1 まちなみ保存活動の講話を聞く(※)
     ② H26.11.13 校区探検実施。実際に見て歩く(※)
     ③ H26.11.25 ~ 26 調べ学習で関心を深める
     ④ H26.11.27 調べた成果をまとめパンフレット作成(※)
     ⑤ H26.12.10 ~ 11 ガイドツアーを準備し、実施(※)
     ⑥ H27.1. 24 成果をまとめ、学習発表会で発表
準備品
  • ワークシート(学校にて準備)
  • カメラ(学校、NPO にて準備)
  • パンフレット見本各種
実施体制
  • 授 業 実 施/竹富小学校
  • 事 業 主 体/沖縄県土木建築部都市計画・モノレール課
  • 協   力/竹富町建設課
  • 企画・進行/景観整備機構(NPO 沖縄の風景を愛さする会)
          石垣設計事務所
  • 講 師 協 力/上勢頭芳徳(竹富島喜宝院蒐集館長)


学習の流れ

気づく(5h)

講話(10/1:1h)
場所
  • 教室
  • 講話を聞き、質問をし疑問を解決していく。
概要
  • 上勢頭氏より、まちなみ保存の歴史の講話を聴く。
  • 竹富島のまちなみの良さについて知る。
児童の
反応
  • 身近な風景から疑問を持ち、島の良さを再確認できた。
校区探検(11/13,21:各2h)
場所
  • 島内
  • 幕舎張り ( 種子取祭 ) の様子を見学し、地域の人々の祭事への思いを学ぶ。
  • おすすめの風景を見直し、良さの再確認をする。
概要
  • 校区探検において風景をテーマの一つとする。
  • おすすめのポイントを見て、パンフレット用に写真撮影する。
児童の
反応
  • いろいろな視線で身近な風景を見直し、新たな発見ができた。


調べる(2h)

調べ学習(11/25,26:各1h)
場所
  • 教室
  • 島の身近な名所を挙げ、自分の紹介したい内容を考える。
概要
  • 調べ学習では、パンフレットに載せたいところについて調べ、各自の課題や学習計画をたてる。
児童の
反応
  • まちなみの状況から、シマの特色を考えた。


考える (6h)

パンフレット作成(11/27:3h)(12/ 3:1h)
場所
  • 教室
概要
  • 紹介したい「テードゥンのよいところ」を挙げ、グループごとにイラストや紹介文を交えてパンフレットを作成。
ガイドツアー準備(12/4:2h)
場所
  • 教室
概要
  • ガイドツアーの準備をする。
    ・小物づくり(小旗、バッジ)をし、ガイドの練習
    ・コース分け
    ・チラシ作成と配布
児童の
反応
  • アドバイスや竹富島を訪れるツアー客の様子を参考に、パンフレットづくりやツアー準備を進めることができた。


行動する(3h)

ガイドツアー予行演習(12/10:1h)ガイドツアー実施(12/11:2h)

場所
  • 島内
概要
  • ガイドツアーのコースを実際に歩き、予行演習
    る。
  • ツアー本番。保護者や島民を招待し、グループごとにツアーガイド実施。自分たちの考えたコース、案内でお客さんをもてなす。
児童の
反応
  • ツアー客をもてなすための心配りなどを確認。緊張と期待で当日を迎え、取り組んできたことを発表できた。


まとめる(10h)

風景学習のまとめ(1/8:10h)

場所
  • 教室
学習発表会に向けてまとめ、
練習。






概要
  • 竹富島の風景のよさ、ツアーについてまとめ、発表の準備。
児童の
反応
  • 取り組みを伝える表現を工夫した。
学習発表会で発表(全員:1/24)
場所
  • 学校 講堂






概要
  • 学習発表会で成果を発表。構成劇「伝えよう、テードゥンの宝!」を3 ~ 6年生で上演。
児童の
反応
  • ツアーに参加できなかった地域の方や保護者に自分たちが見つけた島の良さを伝えることができた。


児童の作品


ガイドツアー


先生の声

実施にあたり工夫した点・苦労した点

<工夫した点>

  • 異学年齢での取り組み3~6年生まで18名で、縦割りの班編制で活動。
    発達段階の違いからそれぞれに学び合いがあった。
    特にパンフレット作りでは高学年がリードしアイディアなどを出し協力しながら作成できた。
  • 「竹富島ツアーをしよう」という学習目標設定が様々な活動を生むことができた。

<苦労した点>

  • 教師が竹富島のことについて詳しく知っていなかったため、児童からの疑問や課題を拾い上げることが難しかった。


児童の反応
  • パンフレット作り、ツアーガイドなど様々な活動に意欲的に取り組んでいた。
  • 竹富島の良さをしっかり伝えられたと満足していた。


教師として得られた点
  • パンフレットの作成で、はじめに型を決めてしまうのではなく、できるだけ多くの素材(写真や紹介文)を児童に集めさせた上で、レイアウトも児童自身に決めさせると、個性的なパンフレットが仕上がった。
  • 地域の風景を通して、そこに住む人々の暮らしの知恵や思いに気づくことができた。島を愛する子を育てることが島の伝統を守り受け継いでいくことにつながると感じた。


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