平成27年度 風景学習

3年間の試みにより、6小学校の取組みにおいては総合学習時間等を活用して、地域風土に根ざした体験・探検学習(まち歩き)や調べ学習をは進め、児童の”気づき”や自主的な”学び”、発信行動へつなげる風景学習のプログラムが定着しつつあります。

児童においては、「地域を知るとおもしろい、大好きになった」「風景が違ってみえてきた」「戦争はこわい」等、新たな発見や感動、驚きから地域への関心が高まり、「シマの伝統を守っていく人になりたい、伝えたい」等担い手伊敷の芽生えにつながりました。

一方、先生方や保護者、関係者(地域自治体や自治会組織、NPO)等周りの大人達も、児童と一緒に学習する過程で身近な風景の価値を再認識し共有する機会となり、また、人材の発掘や地域とのつながりが深まるなど風景学習の効果が確認できました。

今後は、地域主体に寄る積極的な活動展開に注目し、この6小学校の取り組みをモデルとして、沖縄らしく個性に富んだ風景学習が県内の小学校へ広く普及することを期待します。