守る/沖縄の風景の特性

地域の特性

伝統的集落・まちなみ

イメージ:伝統的集落・まちなみ

自然の恵みに感謝し自然の厳しさを受け入れ、自然と共に生きてきた昔ながらの沖縄の集落景観が今なお各地に姿を残しています。赤瓦の屋根も珊瑚の石垣も屋敷を囲う福木も自然と共に生きてきた先人達の知恵の結晶であり、自然と人々がつくりだした文化がそこに感じられます。白砂の道と赤瓦の美しい町並みを残す竹富島集落が1987年に、道路よりも低く掘り下げた屋敷が特徴の渡名喜島集落が2000年に国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。首里の城下町である首里金城町は、石畳道から左右に路地が続き赤瓦の家や御嶽、樋川などが数多く点在するなど古の姿をいまに伝えています。ヤチムン(焼物)の郷・壺屋は、石垣のスージグァー(路地)や御嶽・拝所が残り、陶工たちの生活を垣間見ることができます。

その他、伊是名島や波照間島などにも伝統的な集落景観が継承されています。また、本部町備瀬集落や今帰仁村今泊集落の福木並木は見応えがあり、いつまでも残しておきたい貴重な財産です。

市街地

イメージ:市街地

那覇市の中心市街地をはじめ、沖縄市等においては、戦後、自然発生的に市街地が形成されたため、都市基盤が未整備のまま過密現象が生じ都市機能の低下がみられます。一方、郊外への大型店舗の立地等に伴い、中心市街地の空洞化など商業・業務の集積地としての機能が弱まりつつあります。このため、広域的な視点に立った都市機能の再編・再整備が図られつつあります。

新市街地においては、土地区画整理事業等により道路、公園、宅地等を一体的に整備し、地域商業拠点としての機能を併せ持つ良好な住宅市街地の形成が図られてきました。今後は、コンパクトシティの観点からハード、ソフト施策の連携による過度の自動車依存の改善、電線類地中化、バリアフリーの推進等による歩行者空間の整備など良好な住環境の創出と沖縄らしい個性ある街並み景観を形成していくことが求められています。

農村風景

イメージ:農村風景

サトウキビ畑や熱帯果樹畑などが広がる農地・緑地の景観は、沖縄らしさを強く感じさせる農村風景です。これらの景観は、そこに暮らす人々が自然の風土と共存しつつ長い年月をかけて育んできた営みの姿であり、文化的風土景観として地域の個性を良くあらわしています。今後とも、農地・緑地が有する地域の個性や水源涵養、防災、環境形成等の多面的な機能を生かした風景づくりを進める必要があります。

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