竹富島地区(竹富町)

~御嶽(オン)の柵づくり、アイヤル道の美化清掃、赤瓦屋根の漆喰塗りの研修会~

竹富島のまちなみ

地区の概要

竹富島は沖縄県南西部の八重山諸島に属し、面積4.42k㎡、周囲約9kmの隆起珊瑚礁でできた平坦な島で、年間約50万人の観光客が訪れています。
集落は島のほぼ中央にあり、木造赤瓦の民家と白砂が撒かれた道を基調とした集落景観が残っています。
「売らない・汚さない・乱さない・壊さない・活かす」の5原則をもつ「竹富島憲章」により、沖縄の原風景ともいわれる赤瓦の家並みと石垣が美しく守られています。
また、平成29年より竹富島の環境や景観の保全策を強化する準景観地区指定に向けて協議しています。

ワークショップ等の活動

実地研修の内容

実地研修(1)【御嶽の柵づくり】

実地研修(2)【アイヤル道の美化清掃活動】

実地研修(3)【赤瓦屋根の漆喰塗りの研修会】

今回の実地研修を通して

御嶽の柵を設置したことで、観光客等の外から島に来る人が神聖な場所に無頓着に出入りしたり、ゴミの放置や荒らされたりすることを抑制でき、島の大切な空間や島の魅力を高める成果として期待ができるものとなりました。
美しい砂浜につながる道を清掃・美化し、昔ながらの道を確保することで、埋もれていた風景を再生することができました。
島の住民にとって雨漏りは身近な問題であり、漆喰塗りを学んだことで自分たち(若者)で補修することができ、赤瓦と漆喰のまちなみを継承することに期待ができるものとなりました。