壷屋地区(那覇市)

やちむん通りの緑化活動と「壺屋のホタル」の保護・周知活動

地区の概要

今昔のやちむん風景が共存するまちなみです。
3か所の窯業場(壺屋)を一か所に統合し、琉球王府時代から今日まで続く、陶器の一大生産地として全国に知られた地区となっています。
戦火を免れた国指定文化財の新垣家、登り窯や石垣、すーじ小(路地)、木造赤瓦民家などが残っており、往時の風景を今に伝えています。

今回の取り組みの概要

実地研修の内容

実地研修① 【やちむん通りの緑化活動】

[中央部ポケットパーク]

[入り口ポケットパーク]

実地研修② 【ホタルの保護・周知活動】

これまでの実地研修を通して

  • やちむん通りのポケットパークを活用した「園芸講座」等緑化活動を継続していくことで、季節感あふれた華やかな通りの景観演出につながることを確信しました。
  • 入口ポケットパークの裸地化した花壇用地にフェンスネットを設置し、蝶の食草木であるホウライカガミ等を植栽したことで景観が改善されたが、壁面部は灌水システムの修繕等、今後の那覇市行政との連携協力が重要となっています。
  • 花壇部フェンス設置に伴う管理協定締結は、通りの良好な景観形成にむけた通り会と那覇市(道路管理課)による協働のまちづくりとしての維持管理体制づくりに一歩踏み込んだ成果として、今後はその効果的な運用に期待します。
  • 地域の子どもたちや保護者を中心に、通り会、自治会が連携してホタルの保護活動を展開していくことで、昔から残る路地や石垣、植物などの壺屋らしい風景の保全意識が向上し、継承行動につながっていくことが期待できます。