首里当蔵町自治会

首里当蔵町自治会の取組
~地域の歴史的景観資源・拝所の天王寺井戸の修繕・修景~

地区の概要

●当蔵町は首里台地の中心地に位置し、首里城、円覚寺、弁財天堂など数々の寺院や御殿屋敷が点在し、琉球王朝時代に王都として栄えたまちです。

●古井戸・拝所(御嶽)や石垣、宿道など生活文化的資源も多く残っており、自治会が中心になって昔ながらの御願行事や伝統行事、旗頭等取組が今日まで継承されています。

●かつて、当蔵大通りと呼称された龍潭通りは、その沿線地区が都市景観形成地域(平成14年)に指定され、首里城下の生活景と歴史的景観まちづくりを推進する重要なエリアとなっています。
 
 

「天王寺井戸」の歴史と地域との関わり

●天王寺創建時はこの寺域に井戸がなかったため、この井戸(図中)を使ったのが始まりであり、井戸は蓮小堀(リングムイ)とする人工池に接していました。

●当蔵村の「村ガー」として地域の生活用水にも利用されてきたことから、毎年旧暦9月9日「重陽の節句」には地域住民の健康、家内安全と繁栄の祈願が行われています。

●平成27年度沖縄県沖縄らしい風景づくり人材育成事業で取水ポンプの設置と井戸周りの石張整備が取組まれたが、数年前にポンプが破損し、水やり・清掃活動に支障をきたしていました。

 

今回の取組の概要


 

ワークショップ等の活動

実地研修の内容





今回の実地研修を通して

●天王寺井戸やリングムイの歴史を調べ、居心地の良い空間として、どう景観管理すべきかなどを地域で検討することができました。

●石垣補修や石張作業、緑化修景作業など一連の工程を通して、専門家から風景づくりの技術手法を学ぶ機会となったと同時に、住民が協働して素敵な地域の庭を仕上げることができました。

●子ども達が井戸ポンプを押している姿や、観光客が興味をもって井戸を訪ねる光景が見られるようになりました。

●今後、天王寺井戸の歴史や思いを伝える冊子づくりやまち歩き等を通して、子ども達に地域の良さや人の優しさ、この土地の記憶を伝えていきます。

●地域の役割分担のもとに維持管理活動が楽しく取組まれ、さらに隣接する龍潭通りの沿道景観向上や、公民館広場周りの修景活動へと広がるよう波及効果を期待したいです。