浦添前田地区

浦添前田地区の取組
~新たに発掘された浦添グスク城壁と石畳道ライトアップ活動~

地区の概要

●市の東側、浦添グスク丘陵南面に広がる旧集落地域であり、盆地状を呈し要所に井戸や水路、「ジリチン毛」等拝所が残っており、新暦8月に前田棒術と綱引きが演じられています。

●浦添グスクの東端にそびえ立つ巨岩「ワカリジー」は、市内で最も高くランドマークとなっており、岩下には英祖王の子「伊祖の子・イソノシー」を祀った拝所とされ、ワカリジーを信仰の対象として仰ぐ地区です。

●浦添都市軸の一端を担う県道浦添西原線沿線地区は景観地区に指定され、グスクの麓にふさわしい歴史的景観まちづくりを推進するため浦添前田駅周辺地区や前田北地区などを景観地区や重点地区等に追加指定する準備を進めています。

●集落の成り立ちや伝統行事、ワカリジーの保全継承等、昔ながらの地域の良さを活かした前田らしい風景づくりについて、自治会青年会・OBが中心になり小学校と連携し風景学習活動等展開しています。

●当該人材育成事業により、令和2年度及び令和4年度はワカリジー、令和5年度は石畳と継続してライトアップ活動に取り組んでいます。

地区の特徴

●ワカリジーは沖縄戦では米軍に「ニードルロック(針のような岩)」と名付けられ、2017年ハリウッド映画「ハクソー・リッジ」の公開後、沖縄戦最大の日米軍の激戦地であった前田高地一帯への訪問客が増えています。

●モノレール車窓、また小学校南方には、14世紀古琉球時代の中山王の居城であった浦添グスク丘陵とシンボル・ワカリジーが緑のパノラマ景として広がっています。

今回の取組の概要

 

ワークショップ等の活動

実地研修の内容



今回の実地研修を通して

●グスクのライトアップとあわせて、市内アート関連団体によるアートイベントや、市観光協会によるオータムフェスタが同時開催されたこと、仲間地区の演舞参加など周辺地域自治会がイベントメニューで協働したことなど、前田地区が風景づくりとして取組んできたライトアップ活動の波及効果として連携協力の広がりが見られました。

●浦添グスクの聖域性と暮らしの風景に配慮してイベント開催時間をずらし、プログラムメニューを工夫することで、夜間開催の城壁ライトアップ集客も上手く運び、浦添の歴史への関心やグスク風景の魅力をPRできました。

●今年度の取組みを礎にして、浦添グスクの歴史性や景観資源を重要視し、早い段階で関係機関及び多様な団体間における目的の共有や活動調整、役割分担を行い、全体として浦添グスクの魅力を発揮する市民イベントの開催に取組んでいく必要があります。

●前田らしい良好な風景・景観づくりに向けて、地区の伝統や生活文化、多彩な人材を活かし無理なく持続的に取組む活動も期待されています。