平成29年度の取り組み
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目的
地域景観リーダーを始め6地区の活動で中心的な役割をされた方々は、今後、景観地区指定等の地域側のキーマンになるばかりでなく、景観まちづくりの中心的な役割を担います。また、今後、各自治体が風景づくりを進める上で、各市町村の審議会やシンポジウムへの参加、地域の景観協議会の設立準備などの可能性があります。そのため、各地区の市町村をまとめ役として、風景づくりの地域景観リーダーのネットワークと景観協議会の場づくりの構築を推進することを目的とします。
行政担当者との意見交換会
平成29年12月2日
内 容 | 行政担当者との意見交換会 |
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場 所 | 沖縄県造園建設業協会 |
行政担当者と地域景観リーダーとの連携を深めるため、意見交換会を2班に分かれて実施しました。
景観まちづくりでやってみたいこと(主な意見)
- 赤瓦が残る風景や島の風景にあった整備、昔ながらの残っている風景を守り残す活動
- 未来の子供たちもこのまま残したいと思う継続的なまちづくり
- 観光資源、観光客と住民との意識、感覚の合意形成
- 美化・緑化活動、井戸の活用 など
県内先進地事例視察研修
平成29年12月2日
内 容 | 県内先進地事例視察研修 |
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場 所 | 山巓毛地区 ヤッカラー通りの拝所(糸満市)
龍潭通地区 天王寺井戸とその周辺の石張り(那覇市) 仲間地区 仲間自治会館の藤棚・緑化駐車場整備(浦添市) 勝連城跡地区 公民館の花壇への石張りと花の植付け(うるま市) 今泊地区 公民館前の馬場通りの石張り(今帰仁村) |
風景づくりを実施している先進事例5地区の視察及び先進事例地の方々との意見交換を行うことで、今後各地区で実施する景観まちづくり実地研修にむけ、意識を高めることを目的に1泊2日で実施しました。
第1回全体講習会
平成29年12月2日
内 容 | 沖縄の風景・景観まちづくり 地域主体による風景づくりの推進 |
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目 的 | 景観からみた地域づくり関する基礎的な講義による景観まちづくりの必要性を学ぶ
各地区の景観まちづくりで問題・課題を共有する |
講 師 | 琉球大学名誉教授 池田 孝之 |
場 所 | 沖縄県市町村自治会館 4階 第2会議室 |
景観法の概要と沖縄の風景づくりの考え方や、沖縄県でのこれまでの取組、沖縄らしい風景づくり人材育成事業等についてご紹介いただきました。
また、身近な環境改善活動であるグラウンドワークに関する事例紹介や地域主体による風景・景観まちづくりの住民・企業・行政の役割と連携についてご講義いただきました。
第2回全体講習会
平成30年1月22日
講義1
内 容 | 姉小路界隈における景観まちづくり |
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目 的 | 県内外の景観まちづくりの実務経験者を講師に迎え、事例を通じた住民主体の景観まちづくりの方法等について学ぶ |
講 師 | 姉小路界隈を考える会 事務局長 谷口 親平 |
場 所 | 奥武山公園・奥武山公園総合運動場武道館内 会議室 |
姉小路界隈での活動の経緯及び活動内容、ホームページの開設、姉小路まちづくり通信や掲示物による活動の周知の方法についてご紹介いただきました。また、今までの活動を通じ、良好な建物等が整備されつつあるなどまちづくり活動が全体へ広がっていることについてご紹介いただきました。
講義2
内 容 | 沖縄県の風景学習の実践 |
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目 的 | 県内外の景観まちづくりの実務経験者を講師に迎え、事例を通じた住民主体の景観まちづくりの方法等について学ぶ |
講 師 | NPO法人 沖縄の風景を愛さする会 安里 直美 |
場 所 | 奥武山公園・奥武山公園総合運動場武道館内 会議室 |
沖縄における風景学習事業の背景は、観光振興と併せて本土と異なる県風土の特性を再認識し、沖縄らしく美しい風景を取り戻すための風景づくり推進事業に取り組むことであることをご説明いただきました。その後、実際に実施した小学校での風景学習の実例について紹介をいただきました。
パネルディスカッション
コーディネーター | 琉球大学名誉教授 池田 孝之 |
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パネリスト | 姉小路界隈を考える会 事務局長 谷口 親平 NPO法人 沖縄の風景を愛さする会 安里 直美 |
姉小路界隈を考える会の協議会構成メンバーや組織体制、活動拠点、転売、改築に対する意見交換会制度の活用方法、地域合意の形成、継続を維持する方法などについて意見交換を行いました。
また、風景学習の取り組みを広げていくための方法について意見交換を行いました。
第3回全体講習会
平成30年3月3日
内 容 | 景観地区を支える 景観協議会について |
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目 的 | これまでの講義や県内の事例等を踏まえ、住民主体の景観まちづくりの実践に向けた具体的な手法(地区指定、地域景観協議会等)について学ぶ |
場 所 | 沖縄産業支援センター 会議室 |
講 師 | 琉球大学名誉教授 池田 孝之 |
京都市、仙台市の事例を踏まえた景観協議会の在り方や竹富町の景観届出と重伝建地区許可申請手続きの手法などについてご紹介いただきました。また、住民を巻き込んだ風景・景観まちづくりに向けてイベントなどのソフト施策も有効であることをご講義いただきました。
地域景観リーダーづくり報告会 ~今年度の取組み及び次年度に向けて~
地域景観リーダーづくり報告会は、①壺屋地区、②金城町地区、③浜比嘉地区、④字豊見城地区、⑤座間味地区、⑥竹富島地区の順番で地域リーダーによる今年度の活動発表が行われました。また、次年度以降取り組みたいことなどについての意見交換を行いました。